情報学部生が教える大学生のためのパソコン講座2回目!
情報学部生 兼 Youthful運営のべるどらです。
第2回はパソコンについて現役社会人50人にアンケート調査を行った結果を発表していきます。
調査方法
今回のアンケート調査は以下の方法で行いました。
- 媒体:大手クラウドソーシングサービス
- 期間:2023/8/8~2023/8/14
- 対象者:会社に属していて、お仕事の中でパソコンを使っている社会人50人
- 人数:50人
- 設問数:選択問題6問、自由記述8問
アンケートの項目については以下のとおりです。
アンケート項目
【選択】
- 性別、年代
- 業務で使用しているパソコンのOS
- 社会人になってから学生のときに身に着けておきたかったと思ったパソコンの知識
- 業務の中でどれくらいOfficeツールを使うか
- パソコンの知識なしで今のお仕事ができるか
【自由】
- お仕事内容
- 社会人になってからパソコンの操作などで困ったこと
- もし学生に戻れるならパソコンに関してどんなことを勉強したいか
- 学生時代に身に着けていたことで役に立ったパソコン知識
- ChatGPTなど生成AIを業務内で使う場面はあるか
- 社会人になってから行ったパソコンの勉強内容
- パソコン関連の資格はどのようなものを持っているか
- 学生に対してのアドバイス
アンケート結果を10個発表!
ではアンケート結果を10個発表していきます。
ここで発表する項目は以下の10個になります。
- OSは何を使ってる?
- 週に何日くらい使う?
- どのような場面でパソコンを使う?
- 仕事でパソコンを使っていて困ったこと
- パソコンの勉強方法は?
- 学生のうちに勉強しておきたかったパソコンのこと
- 具体的に身に着けておきたかったことは?
- パソコン関連の資格について
- 今の仕事スマホだけでもできる?
- 最後に大学生のアドバイス!
早速詳しく見ていきましょう!
1.OSは何を使ってる?
まずはOSから見ていきましょう。
ちなみに前回大学生に使っているパソコンのOSを聞いたところこのような結果になりました。
大学生はWindowsが約8割、Macが約2割となりました。
では社会ではどのOSがよく使われているのでしょうか?
結果はこのようになりました。
98%がWindowsという結果になりました。
社会では圧倒的にWindowsが使われているという結果になりました。
ただ、個人的には職種によって使用されているOSの割合は異なるかなと思います。
今回の調査結果を見ると結構事務系のお仕事をされている方が多い結果になりました。
しかし、個人的には動画編集やプログラミングなどクリエイティブな仕事はMacを使っているところが多い印象です。
特に大企業より新しい企業の場合はMacを使っているところも体感的には多く感じます。
なので業種によってOSの割合は変わってくるのかなと思います。
2.週に何日くらい使う?
次にパソコンを週に何日くらい使うかも聞いてみました。
項目は以下の5つを用意しました。
- 毎日
- ほぼ毎日
- 週に数日
- 月に数日
- ほとんど使わない
結果はこのようになりました。
約7割が毎日かほぼ毎日パソコンを使うと回答しました。
毎日パソコンを使うということは最低限、基本的な操作は慣れておく必要があります。
3.どのような場面でパソコンを使う?
次にどのような場面でパソコンを使うかについても聞いてみました。
結果はこのようになりました。
ここでは1つしか上げていませんが、やはり事務作業で使っているという回答が非常に多かったです。
他にはスーパーでは値札の作成や商品の発注、メールで使っていたり、営業関係では資料を作成する作業でも使われていたりするようです。
また、接客業と聞くとあまりパソコンを使うイメージはないですが、裏側では資料の作成などでパソコンを使っているようです。
4.仕事でパソコンを使っていて困ったこと
次に仕事でパソコンを使っていて困ったことについて聞いてみました。
こちらは自由記述ですが、結果を大体で表にまとめるとこのようになりました。
用途 | 件数(件) |
---|---|
Office系の操作方法 | 8 |
タイピング (タイピングが遅いなど) | 8 |
パソコン操作全般 | 2 |
ショートカットキー | 2 |
トラブル関係 | 2 |
メールの書き方・送り方 | 1 |
パソコン関係の用語 | 1 |
画像編集ソフトの使い方 | 1 |
GoogleのOffice系ツールの使い方 | 1 |
会社専用ソフトの使い方 | 1 |
一番多かったのはWordやエクセルなどOffice系の操作方法全般でした。
具体的な回答にはエクセルの関数、マクロ、ピボットテーブルの使い方で困ったという声がありました。
業種によって異なるかもしれませんが、エクセルが使いこなせればさまざまな処理をかなり楽にこなせるのでこちらは習得しておいて損はないと思います。
また、同じ数になりましたがタイピングで困ったという声が多かったです。
パソコンといえばタイピングというくらい超基本なパソコン技術になるのでこちらも習得しておいて損はないと思います。
具体的な上達方法については別の記事で詳しく解説しようと思います。
あとはショートカットキーで困ったという声もありました。
ソフト特有のショートカットキーもあるんですが、一般的なショートカットキーは覚えておくと便利だと思います。
例えばかなり基本的なCtrl+Cでコピー、Ctrl+Vで貼り付けとかはめちゃめちゃ使います。
このような基本的なショートカットキーは覚えておくとかなり効率的に作業ができると思います。
他にはメールの使い方で困ったという回答もありました。
最近はビジネスチャットツールが使われることが増えていますが、それでもメールを使う機会は多いようです。
教授とメールをする機会も多くあると思うので大学生の間にメールも習得しておくと良いかと思います。
具体的にはこのような声がありました。
先ほどの表でも解説したタイピングやショートカットキー、Office関連で困ったという声が多かったです。
あとはOfficeツールはわかっていたけどGoogleのOffice系ツールがわからなかったという声がありました。
実は僕自身、色々な会社とお仕事させてもらうことがあるんですが、最近の会社ではワードやエクセルではなくGoogleのドキュメントやスプレッドシートというものを使うケースが増えています。
簡単に言うとワードやエクセルはMicrosoftのソフト名でそれのGoogle版がドキュメントやスプレッドシートという感じです。
機能的にはワード、エクセルとドキュメント、スプレッドシートの違いはほとんどないんですが、細かいところで違いがあったりします。
Googleのドキュメントやスプレッドシートはワードやエクセルと比べてかなり便利なのでこちらの使い方はまた別の動画で詳しく解説しようと思います。
5.パソコンの勉強方法は?
次にパソコンのスキルをどうやって勉強したのかについても聞いてみました。
このような回答がありました。
Office系についてはGoogleで検索したり本を買ってきて独学で勉強したという声がありました。
あとはYoutubeを見ながら勉強したり、困ったときにその場で詳しい人に聞きまくるという声がありました。
最近ではネット上に無料の情報がいっぱい溢れているので本を買わなくてもだいたいのことはネットで無料で勉強できます。
また、大学によってはパソコンの使い方を聞ける先生が常駐しているところもあると思います。
そういったところをガンガン活用して上達していくといいんじゃないかなと思います。
6.学生のうちに勉強しておきたかったパソコンのこと
次に学生のうちに勉強しておきたかったパソコンのことということで、就職前に勉強しておきたかったパソコン知識があったかなかったかについて聞いてみました。
結果はこのようになりました。
7割以上の人が学生のうちにパソコンのことについて何かしら勉強しておきたかったことがあると回答しました。
今のうちに身に着けておくと将来後悔することが1個減るんじゃないでしょうか。
7.具体的に身に着けておきたかったことは?
では具体的にどんなことを身に着けておきたかったかについても聞いてみました。
結果はこちらです。
例えばエクセルやパワーポイントの使い方、メール、セキュリティ対策、ネットリテラシーなどがありました。
他にはデザイン系のソフトだったり、マーケティング関連の知識なんかも勉強しておきたかったという声がありました。
こちらも業種によって異なるかもしれませんが、エクセルやパワーポイントの使い方、メール、セキュリティ対策、ネットリテラシーはどのような仕事でも使うことが多いと思います。
なので学生時代にしっかりと身に付けておくと社会に出たときに即戦力として活躍できるのではないでしょうか。
8.パソコン関連の資格について
次にパソコン関連の資格は持っているかも聞いてみました。
結果を表でまとめるとこのようになりました。
資格名 | 件数(件) |
---|---|
ITパスポート | 4 |
MOS (Microsoft Office Specialist) | 4 |
表計算処理技能認定試験 | 1 |
文書処理能力検定 | 1 |
情報処理検定 | 1 |
基本情報技術者 | 1 |
応用情報技術者 | 1 |
多かった回答としてはITパスポートやMOSです。
ITパスポートは公式サイトによると「ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験」となっています。(https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/html/about/about.html)
またMOSは「エクセルやワードなどのマイクロソフトオフィス製品の利用スキルを証明できる資格」ということです。(https://mos.odyssey-com.co.jp/about/)
このような資格を持っている人が多くいらっしゃいました。
ただし、資格を取得したのは就職後という回答が多数ありました。
また、資格は持っていても役に立たないという声も一部ありました。
個人的には一応ITパスポートを持ってるんですが、資格勉強する中で自分の知らないことを知ることもできました。
就職などで役に立つかどうかはまだわからないですが、その資格に関連することを網羅的に勉強できるので持っていて損はないかなと思いました。
あとはMOSはOffice関連の資格でワードやエクセル、パスポートのスキルに直結する資格となっています。
そのため、資格勉強しながらOffice関連の知識を身に着けていくというのも一石二鳥でいいかなと思いました。
9.今の仕事スマホだけでもできる?
続いて今の仕事をスマホだけでもできるかについても聞いてみました。
質問内容は以下です。
最近の学生はパソコンの使い方がわからず、スマホだけしか使えない人が増えています。
今ご自身がされているお仕事をパソコンの知識なしでできますか?
聞いてみたところこのような結果になりました。
ほぼ半々ですが、いいえ、つまりパソコンの知識がないと今の仕事ができないという回答が54%となりました。
はい、つまりパソコンの知識がなくても今の仕事ができると回答した人でもかんたんなパソコン作業はできるようになるべきとの回答が多くありました。
また、より高度な仕事をしたり、転職することを考えるとパソコンの知識は必須だと言えそうです。
10.最後に大学生のアドバイス!
さて最後です。
最後に大学生にアドバイスということでなにかアドバイスがあるかを聞いてみました。
このような回答がありました。
頭が柔らかいうちにパソコンについても勉強して資格などを取得しておくほうがいいという声や、タイピングができた方がいい、ワードやエクセルは中級レベルで使えるとよいという声がありました。
また、出世を考えると最低限のパソコンスキルが必要という声や、とりあえず苦手意識なく使ってみるのがよいという声がありました。
他にはこのような声がありました。
資料作りは大事な業務でかつセンスも問われるので学生の間に学んでおく方が良いという声やソフトが使えるのは当たり前なのでプログラミングやアプリ開発の能力があれば良いという声がありました。
他には基本的なことは会社で教わるけど知識が合ったほうがより効率的にできることがある、正しいメールの使い方を確認したほうがよいという声がありました。
まとめ
最後にまとめです。
色々見てきましたが、社会ではパソコンはほぼ必須です。
特にワードやエクセルなどのOffice系はできて当たり前という感じでした。
大学生のうちにパソコンスキルを身に着けておくと仕事の幅はかなり広がるんじゃないかなと思います。
また、パソコンスキルと聞くと難しく感じるかもしれませんが、基本的なことに関しては意外と簡単です。
このシリーズではOffice関連など今回あったような社会で必要とされているスキルに関する解説記事も上げていく予定です。
ぜひ参考にしてもらえればと思います。