パソコンのバックアップを取る際には大きく分けて外付けのドライブとクラウドの2種類があります。
一般的にはクラウドに保存するデータが大きければ大きいほど料金が高くなるため、パソコンのデータのバックアップには向きません。
しかし、Backblazeは最安で1ヶ月あたり311円でクラウド上に保存ができます。
なので場合によっては外付けHDDなどに保存するよりも安く、かつ安全な場合があります。
ちなみにソースネクストというサービスから購入すると公式サイトよりも安く購入ができます。
価格は公式サイトは70ドル/年(9,590円, 1ドル=137円)ですが、ソースネクストは3,740円/年と、半額以下で購入できます。
これからBackblazeを利用する方はソースネクストでお得に購入してみましょう!
今回はそんなBackblazeについて、どんなサービスなのか、外付けHDDに保存するのと比べて何が違うのかなどについて解説していきます!
この記事ではこんなことがわかります。
- Backblazeとは
- Backblazeと外付けHDDの違い
まずはBackblazeの概要から見ていきましょう!
Backblazeとは
まずそもそもBackblazeとは何なのでしょうか。
Backblazeは一言でいうとサーバーに無制限でパソコンのバックアップを保存できるサービスです。
通常パソコンのバックアップを取る場合、下の画像のような「外付けHDD」と呼ばれるデータを保存する機械にデータを複製して保存するのが一般的です。
しかしBackblazeはインターネット上のサーバーにデータをアップロードしてそこで保存します。
通常このように外部のサーバーにデータを保管する場合には、保存できる容量に上限があったり、多額のコストがかかることが多いです。
しかしBackblazeは容量無制限で、かつ最安の場合は1ヶ月あたりたった300円程度でデータを保管してもらうことができます。
また、データの保管体制もしっかりとしています。
例えば外付けHDDにデータを保管する場合、HDDの劣化によりバックアップしたデータが見れなくなることもあります。
「パソコンが壊れてもHDDにデータがあるし大丈夫や!」と思っていたらいざという時にデータが復元できない、なんてこともあるかもしれません。
しかしBackblazeはサーバーにデータが保管されているため、インターネットさえあればすぐにデータを復旧させることができます。
データについても「暗号化」という処理がされており、万が一流出してもデータを読み取ることができないようになっているとのことです。
さらにバックアップの方法もかんたんです。
通常のバックアップは複雑な設定をしなければいけないこともあります。
ですがBackblazeはインストールしてしまえばあとは自動的にバックアップ作業をしてくれます。
「バックアップは難しいんじゃないの?」と思われている方でもインストールの作業さえできれば、あとは放置で大丈夫なくらい手軽です。
データは常にパソコンの最新のデータとサーバーのデータが同期されます。
なので万が一のときに「数ヶ月前の古いバックアップデータしかない...」ということがありません。
では、Backblazeと外付けHDDのバックアップにはどのような違いがあるのでしょうか。
Backblazeと外付けHDDにバックアップすることの違い
次にBackblazeと外付けHDDにバックアップすることの違いについて解説していきます。
違いとしては以下のような点が挙げられます。
- コスト
- 災害時の安全性
- 保存できる容量
これらの違いについて、表で表すとこのようになります。
Backblaze | 外付けHDD | |
---|---|---|
コスト | サブスク (1ヶ月/1年更新) | 1回きり(壊れるまで) |
災害時の安全性 | 安全 | 危険? |
保存できる容量 | 無制限 | 容量による |
これらの点について、1つずつより詳しく解説していきます!
コスト
1つ目はコストです。
コストはBackblazeの場合は1ヶ月更新か1年更新です。
1年更新で一番安い場合でも3,740円/年となります。
一方で外付けHDDは1TB程度であれば最近では5,000円を切るくらいの値段で売られています。
そのため、長期的に利用する場合で、かつ容量が少ない場合は外付けHDDの方が安いこともあります。
コストだけを見ると「外付けHDDの方がいいんじゃない?」と思われるかもしれません。
しかし、データを外部に保管できるというメリットを考えるとBackblazeの方が優れているケースもあります。
それが次の項目で解説する「安全性」です。
安全性
2つ目は安全性です。
Backblazeは先に書いたようにBackblazeのサーバーにデータが保管されます。
そのため、手元のHDDなどにデータを保管するよりも安全です。
例えば地震や大雨などの災害が発生した場合、自分のパソコンとHDDを同じ場所に置いているとどちらのデータも破損してしまい、復旧できなくなることがあります。
これではいくら外付けHDDにデータをバックアップしていても役に立ちません。
しかしBackblazeにデータを保管していれば、自分のパソコンとは違う場所にデータが保管されています。
なので災害が起きてパソコンが壊れてしまっても、データは無事ということになります。
保存できる容量
3つ目は保存できる容量です。
外付けHDDの場合は絶対に決められた容量までしかバックアップを取ることができません。
しかし、Backblazeは先に書いたように容量無制限となっているため、パソコンのデータの容量が大きくてもバックアップを取ることができます。
ちなみに類似のサービスでDropbox Backupというサービスがあるのですが、こちらはPC本体と外付けHDD1台の合計2つのディスクまでしかバックアップを取れない仕様になっています。
一方でBackblazeはディスクの台数も制限はないとのことですので、全てのデータのバックアップを取れるようになっています。
BackblazeとDropbox Backupの比較はこちらの記事で行っています。
まとめ
今回はBackblazeとはどのようなサービスなのか、外付けHDDと何が違うのかについて解説しました。
Backblazeはパソコンのデータのバックアップを取るのに非常にオススメのサービスです。
これからバックアップを取ろうと考えている人はもちろん、既に外付けHDDにバックアップを取っている人もぜひ使ってみてください!